以前から気になっていたのですか、MTGにおける1点のダメージとはどの程度のものなのでしょう。
バールのようなもので殴った程度?それとも足の小指をタンスの角にぶつけた程度でしょうか?

百獣の王ライオン(サバンナライオン)の一撃が2点のダメージというところを考えると、少なくとも1点は飼い猫の一撃よりは威力がありそうに感じられます。

同様の疑問は、これまでにも国民的RPG『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』等で侃々諤々の議論がなされてきました。
今回、無謀は承知の上で、今一度MTGにおける1点のダメージを定量的に考えてみたいと思います。

カードリストを一通り眺めた結果、1点ダメージの威力(エネルギー)を考える上で一つ基準になりそうなのは『稲妻』と判断しました。
理由としては、
①:稲妻は現実の世界にも存在(カードの絵も現実の稲妻と極めて近い).
②:ダメージが3点固定.
③:稲妻のエネルギーは比較的定義が容易.
といった点から考察が楽になりそうだからです。

従って、極めて乱暴な考えではございますが、
『現実の稲妻のエネルギー ÷ 3 = 1点のダメージのエネルギー』の関係が成り立つはずです。
この際、稲妻の放出時間がどうとか熱がどうとか電流がどうとか細かいことは考えません。
とりあえず事象側が持っているエネルギーだけに絞って考えてみましょう。

諸説あるようですが稲妻のエネルギーは300MJ(メガジュール)程度とのことなので、1点のダメージは100MJとなります。瞬間的に何かしらの形で100MJ相当のエネルギーを相手にぶつければ1点のダメージになります。

ただ、一口に100MJの威力といっても、中々イメージが沸きづらいと思います。
そこで、他の方法で100MJ相当のエネルギーをぶつける場合を計算したところ、以下のような感じになりました。

【ライフ1のプレイヤー,タフネス1のクリーチャーを倒す方法】
■TNT火薬約25kgを爆発させる.
■直径10cm程度の隕石をぶつける.
■大型トラック10台で時速200km程度出して突っ込む.
(どうでもいいことですが、トラック10台を召喚するのはなかなか面倒くさそうですね。大型トラックって無色3マナくらいはかかりそうなイメージです。)

大分無駄な時間を過ごした感が否めませんが、とりあえずMTGにおけるダメージ1はかなり重いものであることは間違いなさそうです。

結論:パワー2のサバンナライオンはただのライオンに非ず


*計算はかなり適当なのでご容赦ください。

コメント

unko
2011年10月2日19:15

初めまして!MTGうんぬんよりヒュンケルの不死軍団という一文にビビっときたのでリンクさせて頂きます!
ブラッディースクライドならさすがにウスデントロールは殺せると思う(だけど4点はなさそう)ので、あれくらいの攻撃が稲妻相当ではないでしょうか?
そう考えると石の壁って死ぬほど硬い石で出来てるんですね!

宇宙戦艦地球号
2011年10月2日19:33

初めましてunko様。まさしくおっしゃる通り、一撃必殺のブラッディースクライドなら2~3点は固そうですね。ヒュンケル自体、黒白①の3マナ3/3先制攻撃くらいといった感じがします。

石の壁はおそらく万里の長城みたいに極めて壮大なものだと思います。