先日友人と焼肉に行った際、
突然友人が『俺のハラミあげるから、カルビ頂戴!』と言って、焼け焦げたハラミ一枚を私に押し付け、代わりに私が真心こめて育て上げた上カルビ二枚を持っていってしまいました。
その瞬間、怒りに震える私の脳裏に一筋の稲妻がほとばしりました。

『これはMTGで言うところのヒムトゥーよろしく1:2交換に他ならない!!もしかしたら焼肉の場にもMTGの理論は通用するのではないのか!?』
などと、本当、頭の悪い閃きです。

確かに、互いの信念を賭けて肉を奪い合う焼肉の場とは、互いのプライドを賭けてライフを削りあうMTGのデュエルに通ずるところがあります。

例えば、手元にある生肉の潤沢さはそれ即ち『ハンドアドバンテージ』であり、
網の上にセットした肉の豊富さはそれ即ち『ボードアドバンテージ』と言い換えることができるでしょう。

そこで今回はMTGの理論に従って、理想的な焼肉デッキ(メニュー)の構築を考えてみたいと思います。

まず、MTGにおいてカードのもつ『マナコスト』は、デッキを構築する上でとても重要なパラメータとなりますが、
焼肉の場合、メニューが焼けるまでの時間をマナコストに例えることができます。
焼けるのが早い(マナが軽い)ものほど早く口元に召喚することができるのです。

私の独断ですが、焼肉屋メニューのマナコスト(焼け易さ)は大まかに以下の通りとなります。

【低マナコスト】
カルビ,タン,ハラミ

【中マナコスト】
ロース,味噌カルビ

【高マナコスト】
ホルモン,野菜各種

MTGの呪文は基本的に軽ければ軽いほど良いとされています。呪文をより早く多くプレイすることが可能になるからです。
それは焼肉の場合も同様で、焼け易い肉が手元にあればあるほど、相手よりも早く多く食べることが可能になります。
所謂『テンポアドバンテージ』の概念ですね。

従って、理想的な焼肉デッキは低マナコストに寄せるべきであり、以下のようなレシピが考えられます。


【焼肉ウィニー(タッチアイス)】
4:カルビ
4:タン
4:ハラミ
2:ロース
1:アイスクリーム
(単位は人前)

これなら序盤にカルビ等の軽い肉を高速で展開してアドバンテージを確定させた後、エンドカードもといデザートのアイスクリームに繋げることが可能です。
初心者にも使いやすいアーキタイプと言えるでしょう。

今回も無駄な時間を費やした感が否めません。
今度は焼肉のコンボデッキやコントロールデッキの構築に挑戦してみたいです。


コメント

コッペ
2011年10月4日20:32

通りすがりですが、感動しました!
素晴らしい理論です!(^ω^)

宇宙戦艦地球号
2011年10月4日20:57

はじめましてコッペ様。焼肉理論にご理解頂き、誠にありがとうございます。理論は実践してなんぼ。次の焼肉ではウィニーデッキで挑んでみようと思います。

ほむくる
2011年10月6日0:13

焼肉に行ったら、生レバx3 ユッケx6 牛タンx3な人が通りました。

宇宙戦艦地球号
2011年10月6日21:36

はじめましてホムンクルス様。その手がございましたか!
例えるなら、ピッチスペルのみで構成された次世代の高速デッキに、私は目からドラゴンの鱗です。

あさなま(出戻り)
2011年10月7日13:33

タンは逆セラの報復者として序盤にしかプレイできない諸刃の剣。

宇宙戦艦地球号
2011年10月7日22:00

こんばんは。正体不明の負け犬様。
なんという鋭いご指摘。確かにタンは中盤以降完全に腐ってしまいますね。焼肉は思った以上に奥が深い。